2022/01/10

メールマガジンVol.2022-01を配信いたしました

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 日本ソーシャルデータサイエンス メールマガジン
—- 2022.01.10 [Mon] Vol.2022-01
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日本ソーシャルデータサイエンス学会事務局より、会員の皆様向けのお知らせです。

新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
2022年が始まり数日が過ぎ、寒波や新型コロナウイルスの影響で社会が動揺する中では
ありますが、一方では正月や冬休みに実施されるスポーツで多くの元気をもらっています。
大学教員として1月は、大学入学共通テストがあり、2月には大学個別の入試が実施される
など、重要な時期となっています。また大学3年生は就職活動のための準備も本格化して
きます。その中で、面接などで受験生と話す機会があると、大学に対しての思いや将来の
目標を聞く場面では、面接官である教員自身も改めて自分の役割を再確認して初心に戻る
ことができます。また大学3年生で就職試験のための模擬面接を実施すると、大学生活での
活動などの話題では、学生に自分の指導が届いていたか、自分は学生とコミュニケーション
が取れていたかなど、教員側が再認識する機会にもなります。

新年を迎えて、新たな目標を立てて向かっていくことは重要ですが、今一度自分の立場を
振り返り、現状評価をすることも重要なことだと考えています。当学会としても、組織と
しての目標「大量データの数理的解析に関する学術研究および技術の開発を促進し、社会
の発展に寄与すること」に向かい、学会員のみなさまにとって有益で、一緒に歩むことが
できる環境作りに励んでいきますので、本年も変わらぬお付き合いを頂ければ幸いです。
会長 水野信也(静岡理工科大学)

【掲載情報】
◆ JSDSSシンポジウム2022について
◆ 理事近況
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◆ JSDSSシンポジウム2022について

JSDSSシンポジウム2022実行委員長の朝日です。
以下の日程にて、JSDSSシンポジウムを開催することとなりました。

テーマ:次世代のAI戦略と人材教育
日程:3月11日(金)、12日(土)の2日間
場所:東京理科大学(仮)とオンラインのハイブリッド開催
内容:3月11日(金) 研究発表 -オンラインのみ
   3月12日(土) シンポジウム、講演 -オンラインと現地のハイブリッド

状況によって、内容が変更になる場合があります。
講演内容や研究発表申し込み、参加申し込み等につきましてはJSDSS HPや
本メールマガジン等でご連絡いたします。
https://www.jsdss.org/event/694/
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◆ 理事近況

副会長 中野 光義(株式会社サン・パートナーズ)
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、大学の授業がオンラインやハイブリット形式になって
既に2年が経ちますが、今年のカリキュラムを終えて振り返ると、受講者数が減るわけでは
なく(むしろ増加傾向)、学生のモチベーションも高く理解度も向上しているように思われ、
結果的に講義自体は成功裡に終えられていることに気付きました。

社会人に関しても、新型コロナ対策で突然のテレワークを組織側も個人側も対応を余儀なく
されましたが、「テレワーク疲れ」などの各種弊害がありつつも、ほとんどがテレワークの
継続を希望しているという調査結果もあると聞いています。
組織側は昨今の「働き方改革」と「新型コロナ対応」を合わせた行政指導に応えると同時に、
コスト削減の観点からもオフィススペースを縮小し、かなりの割合でテレワークを常態化させ
ようとしているところも多くみられます。
そう考えると、オンライン授業やテレワークは新たなニーズや各種可能性を浮き上がらせて
いるのではないかとも考えています。

一方で、情報セキュリティの観点からは、かなり危惧すべき状況となっており、IPAが報告
している2021年版の組織の「情報セキュリティ10大脅威」にも「テレワーク等のニュー
ノーマルな働き方を狙った攻撃」が第3位になっていることから、我々はウイルス(マルウェア)
やサイバー攻撃を含む様々な脆弱性や攻撃手法、傾向などをデータ解析し、予防策の確立や対応
スピードを高めるための研究を日々行っています。
このような急激な環境変化の時にこそ、データサイエンスの力を発揮する場であると強く感じた
年末でした。

理事 山田宏昭(株式会社TOKAIコミュニケーションズ)
業務上お付き合いのあるデータサイエンティストの方に聞いた話ですが、以前は技術者の
技量で行っていたデータ分析の業務が、新しく次々に提供されるサービスで簡単にできる
ようになっており、花形と思われているデータサイエンティストですが、決して安泰な職種
ではないそうです。データサイエンティストも、競争化の時代のようです。
そこで、差別化される一つの要素が、顧客の経営課題を理解、分析するビジネス力です。
如何に顧客のニーズを把握し解決策を提供するかは、どの業界においても同様に求められる
能力ようです。

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◇編集後記◇

本年も宜しくお願い致します。年末年始になると、世の中は明るいムードになるとともに
年末調整、確定申告など会計業務が慌ただしくなります。本学会の事業は4月1日始まりの
ため今は慌ただしくありませんが、今年度事務局移転のため私は初めての会計となります。
今からコツコツ準備をしていきたいと思っております。
(事務局担当)

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日本ソーシャルデータサイエンス メールマガジン Vol.2022-01
発行:日本ソーシャルデータサイエンス学会 jsdss[at]jsdss.org
https://www.jsdss.org/